少し前にXF100-400mmで撮影したシキチョウの写真。同じ鳥とは思えない大きさ。大きさが違い過ぎて本当に同じ鳥かも少し謎ですが。。
Fujifilm X-T5 / XF100-400mm f4.5-5.6
photo by yotarosuite
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少し前にXF100-400mmで撮影したシキチョウの写真。同じ鳥とは思えない大きさ。大きさが違い過ぎて本当に同じ鳥かも少し謎ですが。。
Fujifilm X-T5 / XF100-400mm f4.5-5.6
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Fujifilm X-T5 / Tamron 150-500mm f5-6.7
by YOTARO Suite #bkk
バンコクから車で1時間半。タムロン150-500mm f5-6.7のレンズを持ってヒメヤマセミの撮影に行ってきました。朝から天気が悪くて行くのどうしようかなと思ったけど、XF70-300mmでカワセミを撮影した中では一番良い撮影ができたと思う過去の成功体験がある場所で、新たに購入したタムロン150-500mmのレンズでどれだけの写真が撮れるのか?過去の自分との比較も兼ねて行って参りました。
▼XF70-300mm f4-5.6で撮影したヒメヤマセミ
300mmから500mmにレンズの距離が伸びたので、当然今までより大きく鳥も撮影できます。300mmと400mmは気持ち似たように撮れますが、300mmと500mmでは大分違ってきます。ただ、やっぱり天気が悪かった。XF70-300mmで撮影行った時は天気も含めてベストな一日だったので、その時と比べるとどうしても光が足らず写りも解像感ももう一つな写り。それと今回はヒメヤマセミがあまり近くに来てくれませんでした。ここら辺はまた日を改めてというところだけど、実際同じ場所で撮影してみて感じたのが、やっぱりレンズの重さはXF70-300mmの時とは相当違う。XF70-300mm(580g)の時はずっと手持ちでカメラを持ちながらという感じだったけど、タムロン150-500mmのズームレンズ(1710g)は三脚に置いて待機、ヒメヤマセミが来たときに三脚の固定をゆるめてカメラを構えて撮影、もしくは三脚からカメラを外して手持ちで撮影というように撮影までに一つ動作が必要。さすがに何十分も構えた状態でずっと持ってられるようなレンズではないので、このワックションの動きがけっこう撮影の機会を逃してしまいます。。この日も一度だけヒメヤマセミが上空でホバリングを始めたけど、見事に撮影チャンスを逃してしまいました。これXF70-300mmだったら多分撮れてたなと。せめてXF100-400mm(1375g)と同等ぐらいの重さだったらこのレンズ最高なのになとは思います。
一回のベストショットを求めてタムロン150-500mmのズームレンズを選んだので、レンズの重さはまぁしょうがない部分ではありますが、実際逃すと少しへこみます。それでもこの日はアオショウビンもいて(その代わり前はいたカワセミが今回はいなかったです)、アオショウビンはどこの場所でもいつもけっこう遠くからの撮影で(少しでも近づくと逃げてしまう)XF70-300mmでは一度も満足な撮影ができたことが無かったので、この日撮ったアオショウビンの写真を見ながらタムロン150-500mm f5-6.7のレンズを買ったこと自体は、自分の選択として間違いじゃなかったと納得はしてます。
とにかく重要なのは、このタムロン150-500mm f5-6.7の超望遠ズームレンズでハリオハチクイの水辺での飛翔シーンをしっかり撮影することです。まだ一度もこのレンズでトライしに行けてないので(一度行った時はハチクイが現れませんでした)、それがちゃんと撮れるかどうかが僕にとっての超重要課題です。極端に言えばもうそのためにこのレンズを買ったようなものなので。日本ではハリオハチクイはいないようなので伝わりにくいかも知れませんが、このハリオハチクイは飛翔のスピードがとんでもなく速いのと、カワセミのような捕食位置の予測がしづらいこと(上空から斜め方向に一気に水の中に入ります)、それと鳥の体が七色のせいか、濁った池のせいかAFがとても効きにくいこと、正直これが制覇できれば、自分の撮りたい鳥はほとんど撮れるだろうと、つまりフジフイルムとこのタムロン150-500mmのレンズでしっかりと「ハリオハチクイの水辺の飛翔シーン」の写真が撮れれば、自信を持ってフジフイルムで野鳥撮影ができると自分の中で思えるはずです。
今までもハリオハチクイのこの水辺で沢山の猛者たちを見てきましたが、ぐぬぬ、、これはという写真はソニーのミラーレス上位機種、それとOM-1、キャノンの一眼レフカメラぐらいで、カモフラの超望遠レンズにフラグシップのミラーレス機で現れた野鳥経験豊富な人ですら撮れずに終わる場所。ちなみに僕はフジフイルムX-T5にXF100-400mmで撮れた写真が、今までの最高点ですが、それでもソニー機には遠く及ばない出来。慣れと経験ももちろん必要ですが、普通車でも車にターボぐらいは付けないといけないという感じでX-T5に装着したタムロン150-500mm f5-6.7のAFスピードはターボを感じたというわけです。
今週一回トライしに行く予定です。
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Fujifilm X-T5 / Tamron 150-500mm f5-6.7
by YOTARO Suite #bkk
フジフイルム用の超望遠ズームレンズTAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057) 購入しました。
このレンズについて僕が思う事はほぼほぼ全部書いたつもりですので、遠いどこかの誰かの参考になれば、長文ですがお付き合いいただけると幸いです。
僕の住んでる国ではこのレンズのレンタルでの扱いが一切無く、購入前に試すこともできず、日本のコミュニティサイトで実際に使われてる方々に使用感などをお聞きし、その上テスト撮影までおこなっていただいて人の優しさにも触れての無事購入となりました。海外におりますので海外のカメラ店での購入なわけですが、日本より6万円ほど高かったです、、6万円高かったです、、、が、もうここまできたら良いんです。僕の鳥撮り物語はそういうんじゃないんで。
撮影写真は買ってまだ数日経ったばかりのテスト撮影です。ただテスト撮影ではありますが真剣にシャッター押しました。カメラ本体はフジフイルムX-T5です。
<ファーストインプレッション>
ファインダーを覗き込んで撮った写真を見てわかる”タムロン写りが良い!!”。XF70-300、100-400、150-600を使った僕が恐れずに言えば、フジでの野鳥撮影ではこのレンズがナンバーワンじゃないでしょうか。初めてフィールドでちゃんとタムロンを使ったので、タムロンがなのか?このレンズがなのか?は、わかりませんが、タムロンこんな写り良いんだ?!が、僕のちょー-正直な感想。直近でXF150-600mmを使ってましたが、ワンランク上の世界に来た感じがします。
■AF性能について
僕がフジの限られた超望遠端のレンズの中から一番重要視した点が「AFの合焦スピード」です。決して速いとは言えないフジのカメラのAF性能で、特にカワセミ(僕はハリオハチクイの水辺での飛翔撮影がメインです)などの高速で飛ぶ野鳥の飛翔シーンを“撮れる”ではなく、しっかりと“撮る”ためにはAFの合焦スピード(初動の速さ)が重要になります。タムロン150-500mmはAF速いと思います。これなら“良い飛翔写真が撮れるんじゃないか?!”という感触があります。ただ、合焦した後のAFの追従精度という点ではXF70-300やXF100-400の方が若干上かも知れません。それでもAF速度が僕にとっては重要です。サギやカモメの飛翔ならどのレンズを使っても差ほど問題ありません。
■F値について
決して明るいとは言えませんが、望遠端500mmでF6.7。490mmでF6.3(実際は473.5mm)。XF100-400mm f4.5-5.6でも400mm側では少し絞ってF7.1か最低でもF6.4にしないと解像しづらいので、開放F6.7からちゃんと解像してくれるタムロンのは、フジのシステムではまぁ納得というところではないでしょうか。
■手振れ補正について
レンズ側のスイッチでモード3(フレーミング重視)にすると、手持ちで撮影していても手振れ補正の効果を感じれます。ただし、フジの純正レンズの方が手振れ補正は圧倒的に上です。
■重量や操作感
重いです。XF150-600よりも重かったはずです。知らず知らずに肩に担ぎながら歩いてる自分がいます。感覚的な部分ですが、XF70-300よりAFスピードは速いけど、手持ちでの撮影ではレンズの重量が軽い分XF70-300の方がAFスピードが速く感じるかも知れません。慣れも必要ですが、それぐらいの重量感はあります。しかし操作感はかなり良いです!焦点距離をズームロックできることや、フォーカスリングがレンズ後方についていて持ち手の位置を変えないままAFで合わせづらい時にすぐさまMF操作ができること、そしてレンズに絞りリングが付いてないことも飛翔撮影でのとっさの撮影では指が触れて誤作動が起こる心配がないので、逆に有利に働きます。フジの純正レンズと比べて飛翔撮影などの動体撮影ではタムロンの方が構造の経験値が高いのかな?という印象を受けました。
■写りについて
最終的にはここが一番重要なわけですが。ファーストインプレッションでも書いたように”タムロン写りが良い!!”。これに尽きます。背景のボケ感も良いし、何より色の表現が良いと思います。僕が野鳥撮影のしかも飛翔撮影のためだけにフジからソニーやキャノンに本気で移行しようかと考えて、最終的に踏みとどまったのはフジフイルムの色の感じが好きだからなんですが。ただ、、タムロンは少しフジカラーという感じではないかも知れません。それともフジのカメラにタムロンだからこの色が出てくれてるのでしょうか?そこらへんはよくわかりませんが、今までのどの望遠域のズームレンズより好みです。それとこのレンズでの解像感100を出すためにはレンズ側のMF SPEEDのスイッチを2にします。本来オートフォーカスの時には関係ないMF用のスイッチだそうですが、そんな事はありません。何回もAFでテストして確認しました。それとソニー製のような連写縛りはフジにはありません。
■テレコンバーターについて
タムロン150-500mmはフジのテレコンバーターは付けられません。僕は1.4倍テレコンの「XF1.4X TC WR」も持ってました。X-T5やX-H2ならF値落とさずカメラ内の1.4倍デジタルテレコンでいけます(500mmなら1.4倍で700mm。35mm換算で1050mm)。もっと言えば4000万画素あれば、外付けのテレコンバーターは必要ありません。僕は何度も何度もX-T5に「XF1.4X TC WR」を装着して野鳥撮影で試してそう判断しました。
【総評】
単に情熱と毛だけ生えた素人の僕のカメラ感で言うと、プラス6万円が理由でもあるけどお手頃と言われるタムロンでも高かった。ただし買って後悔はありません。これを買わないと多分カメラとレンズで悩む日々が終われなかったので。とりあえず終わることができて良かったです。ただ最初から野鳥撮影が目的ならフジフイルムのカメラじゃなくても良いのかな。それでもフジで野鳥が撮りたいならXF70-300mmのズームレンズでも良いのかなと思うし、止まってる鳥ならXF150-600mmで最高点を叩きだせるかも知れません。僕はそこで止まることができなかっただけです。ただ、XF100-400は中古で価格も安くなってたので最後の最後まで悩みはしました。最後の一押しは使われてる方々から頂戴した有難い感想と、唯一ショールームで触れたデモ機でのAF速度でした。
【最後に(少し重要)】
このフジフイルム用のTAMRON 150-500mm(Model A057) は、150mm側での無限遠の撮影でピントが合わないリコールされてるシリアルナンバーの製品が存在します。僕はたまたまその両方を買う時に試すことができました。150mm側で・・・との事ですが、実際試した感じでは、全ズーム域でAF性能自体の精度が違うように感じました。また僕の購入したリコールでは無いレンズでは、マウント部にカタ付きあるとされてるレンズのカタ付きも無くフジの純正レンズと同じく良好な装着感です。これらはタムロンでの調整ですべて直ることなのかはわかりませんが、購入を検討されてる方は買う前にリコールされてるシリアルナンバーの製品か、問題の無いナンバーの製品なのかは調べてから購入された方が良いかなと思います(ネット購入でもショップ確認はした方が良いです)。特に僕のように外国にいる方は、タムロンの工場自体がその国に無い可能性が高く、リコール製品を購入すると修理するにも時間が掛かるかも知れません。このリコールの件、僕のいる国ではカメラショップの店員どころか、メーカーの窓口の人すら知らなかったんです。。こういう部分は世界共通でちゃんとしてほしいですよね。
▼シリアルナンバーが調べられるタムロンのサイトはこちらです
https://www.tamron.co.jp/news/press_release/20230124.html
少しケチもつけましたが(正直に思ったこと全部書きました)、僕はタムロン150-500mmのレンズに辿り着いて良かったです。このレンズならきっと良い写真が撮れると思うし、必ず良い写真を撮ろうと思います。その時はいつかどこかでたまたまでも僕の撮った鳥たちの写真を見てやってください。
かなりの長文お付き合いいただきありがとうございました。
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タイのとあるスイレンの池で撮影したハイバラカッコウ。インドかインドネシアの鳥?調べてるとタイにいる鳥って大抵そっちから来てる野鳥たちですね。最後の一枚の頭が黄色い鳥は多分キムネコウヨウジャク(多分..)。この池はアオショウビンとカワセミもいるんです。ヤバいですよね。たまに蓮の花の上にも止まるそうです。うまく撮れなかったので今度弁当持参で本気撮りしに来ようと思ってます。
Fujifilm X-T5 / XF150-600mm f5.6-8
by YOTARO Suite #bkk
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