「トンビの集まる田園地帯」
タイは4月13日~15日とソンクラーン休み(水掛祭り)でした。13日の土曜日はフジフイルムX-T5にタムロン150-500mm f5-6.7の超望遠ズームレンズを付けてタイのサムットサコーンにあるトンビの集まる田園地帯に撮影に行ってきました。
川と海の境にある大きな田園地帯でトンビやアジサシやシラサギ、それに小さなカワウのコンビトウなどの野鳥たちが魚を狙いに集まってきます。マングローブ(森林)にはナンヨウショウビンなんかもいて、たまに訪れるお気に入りスポット。
ここにいるトンビは顔と体のあたりが白いシロガシラトビの数が圧倒的に多く、茶色のトビは2割、3割程度いるという感じ。シロガシラトビは多分日本にはいないトビなのかなと思うけどタイでトンビを見かけると大抵このシロガシラトビ。
ここでの撮影の何が好きって、圧倒的にトンビを近くで撮影できること、夕方の時間帯にはなってしまうけど、沢山のトンビが現れる。そして何より自然の中で撮影できること。タイ広しと言えど山だろうが湖だろうが大抵整備された自然公園と名の付く公園で、やっぱりどこか園内で撮影してる感じがするけど、このサムットサコーンの田園地帯にくると本当の自然の中で自分が撮影してるような感覚になります。まぁ川と海の境という特異な場所で、沢山の魚がいる田園もあるので鳥たちも集まってくるんだけど、それすらも人間の生活圏に鳥たちが自然にやってきたナチュラルな情景を感じます。
田園地帯での撮影は、基本照ったような日差しの中を上空を飛ぶトンビに向かってカメラを向けるのでどこから撮っても逆光のようになってしまい、トンビがエサを求めて低空に飛び出す一番撮影がしたい時間帯は日も落ちだした夕方近くと、特に僕が野鳥撮影で使ってるタムロン150-500mm f5-6.7のレンズは望遠端500mm(35mm換算750mm)でF6.7と決して明るいレンズでは無いので(気持ちF5.6ぐらい欲しい)、常にベストとは言えない条件での撮影にはなってしまうのでトンビの数も多く撮影機会が多い割には超ド納得と言える写真はあまり撮れた試しが無いのが難な部分ではあります。
それと猛禽類を撮る時は、どうしても大きく大きく撮ろうとしてしまい無理にでも望遠端でワンチャンスを狙ってシャッターを切るので、結果的に画角から羽根などどこかがはみ出した写真になってしまう事も多い、、ただこれは野鳥撮影でも特に猛禽類は大きく撮るのが魅力だし、そのために少しでも猛禽類との距離を縮められる田園地帯にやって来てるので、撮れるまで撮るを何度も繰り返すしかないのかなと思います。
ところでトンビや鷹などの猛禽類。ハイチョウを撮影しに行ったカオヤイ(記事はこちら)や、ミツユビカワセミを撮影しに行ったケーンクラチャン(記事はこちら)でも山頂から遠くの方を飛んでるハチクマの姿をカオヤイで一度見かけただけで、山って全然猛禽類が飛んでないんだなと思いました。やっぱりトンビは田園に現れる。
「トンビの集まる田園地帯」
Fujifilm X-T5 / Tamron 150-500mm f5-6.7
photo by yotarosuite
このカメラとレンズで撮りました。
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