yotarosuite’s diary

フジで野鳥撮影中心ブログ

鳥撮り物語#17「コウハシショウビンとの時間」

Stork-billed Kingfisher - コウハシショウビン -

 

Fujifilm X-T5 / Tamron 150-500mm f5-6.7
photo by yotarosuite #bkk

“撮ったどー-!”ということで、、カワセミの一種「コウハシショウビン」。今までも何度か見かけて写真に収めたことはありますが、ここまでしっかり撮れたのは今回が初めてです。

熱帯インド亜大陸と東南アジアに広く生息しているカワセミの中でもサイズの大きなブッポウソウカワセミ科の鳥「コウハシショウビン」です。日本にはいないみたいですが、タイでも僕自身は2か所ぐらいでしか見かけた事がないので、沢山いるわけでは無いかも知れません。最近バンコクではつがいのコウハシショウビンがいて、それがヒナを産んだとかで、タイ人の野鳥写真愛好家たちが連日集まって撮影をしていますが、僕は細工の匂いを感じるそちらには近づかないことにしていて、こちらは僕が勝手に“魔界村”と名付けてる普通じゃない数のカラスが群れる草木で茂った中にあるため池で撮影しました。

この場所にカワセミがいることは前々から知っていて、毎回見には行くのですが、コウハシショウビンはとにかく警戒心が強いのと、尋常じゃないスピードで一気に飛び立ちます。それと多分、顔一帯がねずみ色のせいだと思うけどオートフォーカスがとにかく合いにくい(フジのカメラのAF性能のせいもあるかも)。なので、これまでなかなかちゃんと撮影できたことがありませんでした。


ただし、今回は違っていた。

 

@F/6.7 1/500s ISO-1600 500mm(35eq.750mm)

@F/6.3 1/2000s ISO-2000 447mm(35eq.671mm)

@F/5.6 1/1600s ISO-1600 334mm(35eq. 501mm)

 

コウハシショウビンが飛び立ったのを目にしてその場を立ち去ろうと歩いていたら、ため池の木にコウハシショウビンがいて、そして光の差し加減のせいなのか、僕の存在にはほとんど気づいていないようで、僕に気にすることなくエサの小魚を探してるようでした。計3回ぐらいダイブするところも目撃したのかな。僕の中では1時間ぐらいに感じたけど実際は時間にすると15分とかかも知れないけど、僕とコウハシショウビンしかいないどこか異世界にいるような不思議な時間。

水面に入る瞬間とかは撮れなかったけど、それでも小魚を捕まえて飛んでるシーンとか、木に止まってる姿とかも今までよりもかなりしっかり撮影することができました。こういう納得がアリなのかどうかはわからないけど、フジのカメラでここまで撮れたらまぁ“良し!”という気持ちにはなりました。


なかなかない機会でしたが今度また同じような時は訪れてくれるのでしょうか?

 

カラスの群れる魔界村にて



このカメラとレンズで撮りました。



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